凌辱エロゲーの諸類型
凌辱ゲームによくあるパターンなどを分類してみます。
凌辱者について
凌辱する側は個人である場合もあれば、凌辱者グループ複数人である場合もあれば、不特定多数の場合もあれば、自我があったりなかったりする化け物であることもあります。彼あるいは彼らのヒロインに対する態度を3つのタイプに分けてみます。
偏愛タイプ
一つ目は、変態的な形でしか自らの「愛」を表現できないというタイプ。このタイプは、ある意味、恋愛ものの変形であり、ヒロインへの強い執着が特徴。フランス書院とかにありがちな感じですね。エロゲーだと『聖肛女』(レビュー)なんかがそうです。
逆恨みタイプ
二つ目はヒロインへの関心が何らかの原因で恨みとかに変わったパターン。一つ目のパターンと似ていますが、こちらのパターンでは凌辱は「愛」の直接的な表現ではなく、あくまで捻じ曲がった形での表現です。逆説的にいえば、このパターンにおいては直接的な表現としての純愛が担保されている。『ガジェット』(レビュー)の景子編がこれですね。
無関心タイプ
三つ目は、ヒロインには特に関心がないタイプ。自我のない化け物なんかが典型的ですが、とりあえず女がいるから犯す。女は取替え可能であり、凌辱者は個々のヒロインには基本的に無関心である。『傷モノの学園 ?case of saint spica?』(レビュー)など不特定多数の凌辱者が登場する輪姦を扱った作品で多いパターン。緒方星四郎とか勝沼紳一みたいな鬼畜ゲー主人公もこのタイプ。
ヒロインについて
ヒロインの性格や設定というのもそれなりに重要ですが、ここではとりあえず凌辱に対するヒロインの反応ということで分類しておきましょう。というのも、凌辱ゲーの良し悪しはヒロインの性質・設定よりも反応の良し悪しに依存するからです。大雑把に2通り。
堕ちるタイプ
一つ目は、快楽に堕ちてしまうパターン。調教ゲーなんかによくあるやつですね。最初は抵抗したりしても、最終的には快楽の虜。積極的に奴隷になるものもあれば、あきらめて受け入れるというのもあります。堕ちる過程とか堕ちる前後のギャップがポイント。『NOISE ?ノイズ?』(レビュー)など調教モノが典型。
堕ちないタイプ
二つ目は逆に最後まで抵抗するパターン。どれだけ凌辱されてもあきらめず、堕ちない。快楽については、複数回犯されるものについては感じるようになることが多く、逆に一度犯されるだけ、みたいなパターンではまったく感じず悲鳴だけのこともあります。最終的には精神崩壊したり絶望したり抵抗が続いたり。こちらはどれだけ嫌がるかとか、悲鳴とかがポイントでしょうか。『脅迫2 ?傷に咲く花 鮮血の紅?』(レビュー)なんかはだいたいこれ。
プレイ内容に関する分類
どんなプレイをするか、というシチュエーションをめぐる分類です。とりあえず3つの側面を取り上げておきますが、これらの要素はいうなれば、ひとつのシーンを分析する際の複数の観点みたいなものであり、その点において、すでに述べた凌辱者・ヒロインに関する分類とこのプレイ内容に関する分類は性質が異なります。ただし、これらのどの側面を重視するのか、というのはもちろん作品によって様々。
肉体的な側面
一つ目は肉体的な側面。これは即物的な意味での、どんな内容のプレイをするか、という話です。道端でレイプをするとか、公園の便所で輪姦するとか、そういう話。この側面を重視する作品は、凌辱者がヒロインに無関心であることが多いというか、ヒロインの心理に無関心です。『魔世中ハ終ワラナイ』(レビュー)のようなたっちーの作品によくある感じ。プレイのバリエーションを重視する典型的抜きゲーなどもそうですね。
精神的な側面
二つ目は精神的な側面。感じる・感じない、堕ちる・堕ちない、絶望する・まだ希望を捨てない、などのヒロインの心理に関する話です。この側面を重視する作品では、凌辱者は言葉攻めなどで追い込んだり、恋人の前で犯して絶望させたり、ヒロインを精神的に変化させようとします。基本的には調教ゲームのパターンですが、いじめを扱った作品であるとか、ヒロインに関心のないタイプの凌辱者が冷酷にヒロインを精神崩壊へと追い込んでいく『螺旋回廊』(レビュー)のような作品もあります。
倫理的な側面
三つ目は倫理的な側面です。これまでの分類はどれも凌辱者とヒロインの関係性のみでしたが、この側面はその凌辱行為の社会的・倫理的な位置づけについての話です。凌辱ゲームではもちろん倫理や禁忌は侵犯されるために存在するものです。この側面を重視する作品は反社会性が強く、近親相姦や獣姦を扱ったり、あるいは単に性的なものにとどまらない犯罪行為を扱ったりします。『牝畜?淫辱の収容所?』(レビュー)など犯罪組織が出てくるものに多いパターン。
こんな感じですかね。どのようなタイプがよいのか、というのはまあ人それぞれでしょう。

