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2005年07月24日

古典の新訳

古典の新訳を読んで、そういや書いてなかったわ、とか思ってたんですが。『ガルガンチュア』の新しい翻訳、買ってきてます。続きは秋に出るとかどっかで見たような。

『ガルガンチュア物語』はフランス・ルネサンスを代表する人文主義者のフランソワ・ラブレーの書いた作品。巨人族の王様が好き勝手する話。宗教改革やらなんやらでごたごたしていた連中を痛烈に批判し、人間性の自由を高々と歌い上げた、と。百科全書的小説とかいうのですかね、あらゆる知識をごった煮にして詰め込んで羅列する博覧強記っぷりが特徴。あとは、糞尿譚。スカトロジーですが、これもラブレーは大好きで、あらゆるところで容赦なく糞尿がぶちまけられます。セックスも何もかも肯定するカーニヴァル的な作品。

最近、『カーニヴァル化する社会』とかいう本が出ていて、いまどきバフチンですか、とか思ったんですが、バフチンがカーニヴァル、生と死の混淆について書いたのが、ラブレーについての論考『フランソワ・ラブレーの作品と中世・ルネッサンスの民衆文化』です。中世の文化について詳しく書かれていて、読み物としても普通に面白いので、まあお勧め。

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