2004年を振り返ったりその他もろもろ。

まあ、年に一度ということで。

去年一番の話題作は何だかんだいってもこいつでしょう。『Fate/stay night』(TYPE-MOON)(レビュー)。エロ・バイオレンス要素のあるライトノベルみたいな感じの作品で、取りあえずボリュームが凄まじい。40時間ぐらいかかったんじゃないでしょうかね。私は徹夜して無理やり早いうちに終わらせたので、セイバーの敗北シーンがエロかったことぐらいしか覚えてませんが。私は普通の凌辱シーンよりああいうののほうが全然エロいと思うんですが、同じような意見はまったく見ませんでしたね。やはりマニアックすぎるのか。それはともかく、今年はファンディスクが出るみたいなので、今年もTYPE-MOONの注目度は高いでしょう。

8月24日は『RanceVI-ゼス崩壊-』(ALICESOFT)(レビュー)と『下級生2』(ELF)という大手の大作の続編が同日に出て話題になりました。『RanceVI-ゼス崩壊-』(レビュー)は昔懐かしいタイプの3DダンジョンのRPGで、水準も当然のごとく非常に高め。まあ、うちのサイト的にはランスがアナルセックスのよさに目覚めたのが最も重要な事件でしたが。『下級生2』はメインヒロインが非処女だったというだけで一部が凄まじい騒ぎになりましたね。そのうち落ち着いたらプレイしようと思っていたんですが、いまだにパッケージから出してすらいません。

名作『夜勤病棟』(レビュー)の続編が一年のうちに二つも出たのはびっくりしました。『夜勤病棟・弐』(レビュー)、『夜勤病棟・参』(M no Violet)(レビュー)。『夜勤病棟・弐』(レビュー)のほうは一応続編になってましたが、『夜勤病棟・参』(レビュー)は全然関係ない話。変質狂的な変態がナースを凌辱して回るがなぜか恋が芽生えているというご都合主義全開の展開とハードな凌辱は相変わらず。出来は徐々に落ちていってる感じですね。特に『夜勤病棟・参』(レビュー)はアニメが糞でした。

あとは待ちに待ったAILチーム・ラヴリスの新作が、こちらもなぜか二本も出ました。といっても、一本目は回収されてしまいましたが。『ナース肉体改造カルテ』(レビュー)、『学園投肛写真』(レビュー)(AIL)。『ナース肉体改造カルテ』(レビュー)はかなり過激な人体改造モノ。乳首肛門化とか超巨乳化など、ほとんど人間ではありません。『学園投肛写真』は変態チックな投稿写真を撮るのが目的の作品で、内容はそれほどハードではありませんが、ほぼ完全に合意の下変態プレイが行われていました。特にメインヒロインはスカトロ性癖のある女の子で、エロゲーではほとんど見ないタイプ。

去年、一番よかったブランドは美遊ですかね。『蒼色輪廻』(レビュー)と『幽明境を異にする』(レビュー)の二本が出ていて、両方とも出来がいい。『蒼色輪廻』(レビュー)は『YU-NO』っぽい感じのループモノのADVでゲーム性高めというかかなり難しい。駄目駄目でアホっぽい主人公の一大冒険譚です。去年出た作品で、シナリオはこれが一番面白かったですね。適度な諧謔とあっけらかんとした主人公が魅力的でした。プロテクト誤爆さえなければ文句なしだったのが残念。『幽明境を異にする』(レビュー)は典型的な閉鎖物。ちょっと恋愛描写がいい加減だったりしますが、過去におこった悲劇と現実を重ね合わせるようにして話が進んでいくかなりよい作品です。美遊はかなり微妙な作品が多かったですが、去年出た二本はCGのクオリティが非常に高く、シナリオはどちらかといえば少し前に流行ったタイプでそこそこゲーム性もあり手堅く作られた良作でした。

一方、最もよかった作品は文句なしでこれ。『MinDeaD BlooD』(レビュー)(Black Cyc)。マップ移動型のADVできわめて難易度が高いゲーム性、強い主題性と抒情性のあるシナリオ、場合によってはグロすらも躊躇わないバリエーション豊かなエロ。非常に完成度の高い作品でした。攻略メモも書きましたが、これは今でも参照してくださっている方がかなり多いみたいですね。10月8日に出たファンディスク『MinDeaD BlooD -麻由と麻奈の輸血箱-』(レビュー)もかなりボリュームのある充実した作品で、お勧めです。

次はエロゲー全般の話なんですが、やはりまずはこれについて触れておかなければならないでしょう。ソフ倫規定改定の話です。詳しいところは実際の話よくわからないんですが、近親相姦・獣姦・死姦・卑語が解禁されている、ということ。実際、2004年から2005年にかけて、それらの含まれる作品が発表され始めています。獣姦のある作品だと『ニセ教祖』(Nomad)(レビュー)が第一弾というか、まあそういう感じ。瘤の描写などもあって意外と本格的でした。また、作品自体もINOを原画に迎えた優良な馬鹿ゲーでしたね。『学園投肛写真』(AIL)(レビュー)は獣姦・近親ありの作品で解禁された要素をとりあえず取り込んだものになってます。というか、『雫?リニューアル?』(Leaf)(レビュー)もあと一年発売が遅ければシナリオの改悪なんかせずにすんだのが残念。近親解禁ということで、ようやく『YU-NO』のリメイクが出るのではないか、というか出てほしい気はしますね。もうPC98なんか持ってませんし。

んで、凌辱ゲー全般の話。全体にぬるいのは相変わらずながらも、抜きゲー全般のフェティシズム特化のあおりを受けたのかどうか知りませんが、やけに過激なシチュが平気で乱発された年でした。人体改造・食糞・猟奇など、凌辱好きな人でも普通に引くようなシチュが盛りだくさん。『まほこい』(アトリエかぐや)(レビュー)は恐らく誰一人として予測していなかった触手・人体改造・スカトロのある作品でした。恐らく、乳頭肛門化は商業エロゲーでは最初だったのではないかと。散々たたかれたのか、この後のかぐやはかつて輪姦がウリのメーカーだったとは想像もつかないメーカーに変貌することになります。

あとは、年末に出た『REQUIEM』(clockup)(レビュー)。深水直行と綾守竜樹だったのでまあ予想通りといえば予想通りだったんですが、食糞・触手をはじめとしてマニアックな責めのオンパレード。ただ、この作品はとんでもないバグ持ちなので注意が必要です。2004年の12月は『夜勤病棟・参』(M no Violet)(レビュー)、『REQUIEM』(clockup)(レビュー)、『学園投肛写真』(AIL)(レビュー)と食糞のあるゲームを三本立て続けにプレーした異様に濃厚な年末でした。

抜きゲー全般としては、正直なところ、ボイス偏重の弊害の見られた年でした。ぶっちゃけた話、「チュパ音鳴らして卑語を叫ばせておけばいい」といったような安易なテキストが本当に目立った。徐々に盛り上がっていったりといった場面の展開などなく、ただひたすら雑音のようにチュパ音が鳴り響くだけ。白痴のように最初から最後まで卑語を叫び続けたり。全体に描写が大味でぞんざいな作品が多かったですね。

2004年は何か、小粒な良作をよく拾った年でしたね。コンセプトが比較的はっきりしていて、ちょっととんがってるけど良くまとまっている作品。『CARNIVAL』(S.M.L)(レビュー)が丁度そんな作品で、デモムービーの雰囲気とは全然違った内容ながらも、演出等まで丁寧に作りこまれていることのわかる優良なノベルでした。というか、まあ、デモムービーにだまされた人はお気の毒様。『巣作りドラゴン』(ソフトハウスキャラ)(レビュー)もシンプルな作りとゲーム性に中毒性のあるなかなかの良作。キャラもようやく化けたというか、まあそんな感じでした。『処女宮』(mini)(レビュー)なんていうのもありましたね。女学園を舞台としたレズゲーで、天然ボケな主人公がかなりかわいい。サブタイトルがかなりアレですが、テキストが面白くて、結構読ませます。

次はアナル関係の話。主役はやはりBLACK PACKAGE TRYなわけです。ということで、『聖肛女』(レビュー)。エロ漫画家の天野雨乃が原画ということで、期待度もかなり高かったわけですが、実際かなりすさまじかったですね。アナル開発等の関係ないシーンがほとんど存在しない作品で、アナルバイブなどでの開発から拡張・浣腸にいたるまでバリエーションも一通りそろってました。あとはPsy-chsの作品。『凌姫』(レビュー)と『隷嬢学園 ?煉獄の学舎? 』(レビュー)という作品が出てるんですが、両方とも結構アナル関係豊富。特に『凌姫』(レビュー)はメインのお姫様のうち片方が前処女のままアナル開発できます。アナルセックスを取り巻く状況としては、まあ2003年とさほど変わっていませんね。アナルメインのキャラがいてもいまさら誰も驚きません。

最後に同人ゲームの話。ダウンロード販売が一般化したせいもあって、この界隈は結構盛り上がりましたね。特に、商業でやってる人たちが小遣い稼ぎに作ったようなゲームが多かったのが印象的。そのせいもあって、全体的にクオリティは非常に高め。まあでも、やはり一番よかったのは『DISCODE surface』(ソフトさ?くるクレージュ)(レビュー)でした。人気エロ漫画家のLINDAを原画に迎えたシリーズの新作で、質・ボリュームともに文句なしの良作。ぶっかけへのこだわりはもはや尋常じゃない水準にまで達してます。あとは冬のコミケにでた『姫調教?歪みきった愛のカタチ?』(朕ソフト)(レビュー)。TANAシナリオの期待作でしたが、やはりやってくれました。バリバリ純愛モノのシナリオでありえないくらいに特殊な変態シチュ。嘔吐とか眼球とか、かなりいい感じ。

まあ、なんだかんだでいい感じの一年だったんじゃないでしょうかね。去年は特に大作の発売があったせいで、それなりに盛り上がりました。2005年はとりあえず『脅迫』の新作が恐らく出るので、これが一番の注目作ということで。