カルタグラ?ツキ狂イノ病?

タイトル
カルタグラ?ツキ狂イノ病?
ブランド
Innocent Grey
発売日
2005年04月28日
評点
7/10
更新日
2005年05月03日

猟奇サスペンスということで。

システムは普通。ボイスも普通。音楽はかなりよろしい。主題歌は特に印象深い。で、シナリオ。探偵もどきをやっていた主人公が、彼の元恋人の失踪事件を手がけることになる。それと、上野で起こっていた連続猟奇殺人事件が絡んでいく、という話。戦後混乱期を舞台としたミステリですね。猟奇殺人とか新興宗教とか、なかなか雰囲気はいいですし、話の展開も王道ながらよく出来てます。何というか、ベタベタというか、設定から予想がつくような展開にはなっていなかったのはよかったのではないかと。

ただ、主人公がかなりヘタレすぎですね。推理にしろ、立ち回りにしろ全然いいところがありません。彼のしたことといえば、節操なしに女の子に手を出して、結果として死なせてしまうことだけ。まあ、だからといって彼が名探偵だったらよかったのかというと、そうではないんですよね。主人公の立ち位置的に、最後の落ちとか、名探偵だと台無しになってしまう。主人公は事件に無関係な客観的な第三者とかでは、全然ありませんから。

キャラは凛が普通にかわいかったですね。まあ、すぐ死にますが。妹はちょっと出っ張りすぎです。つーか、完全に万能・便利キャラ扱い。全般に主人公や上月姉妹の過去の話がほとんど語られないので、作品のテーマにもなっている「狂気」やら「妄執」やらの描写は貧弱で説得力がありません。楼子とか、何で出てきたのかよくわからない。テキストは全般に誤字が多く、雰囲気に合っているとはいえない表現も目立つ。

エロ。CGは杉菜水姫が原画で非常に美麗、かつ雰囲気よし。枚数も200枚程度あるので豊富。かなり大盤振る舞い状態です。で、シチュはこの手のミステリにしては珍しくほとんど全て和姦。シーン自体は体位の変更やら複数のCGの利用やらでなかなか気合が入っている。で、猟奇ですが、これは全然駄目。CGはそこそこありますが、テキストはほとんどありません。体験版に入っていた、眼球を刳り出すやつのみですね。CGの出来はかなりよいです。四肢切断したり、眼球がくりぬかれていたり下半身がなかったり、よろしい。カニバリズムっぽいのもありますが、まあ匂わせるだけです。テキストはそれなりに丁寧です。尺も普通に長いですし、よいのではないかと。アナル関係は愛撫が一つあるきりで、しかも中途半端なところでやめやがります。

総評。雰囲気のかなりよい猟奇サスペンス。CGと音楽の水準が高く、手堅くまとまっています。

bmp_69内のInnocent Greyの作品評

bmp_69ではエロゲーのレビューの投稿を募集しています。

『カルタグラ?ツキ狂イノ病?』をプレイした感想などを18禁ゲームレビュー投稿から投稿していただければ嬉しいです。