河原崎家の一族2

タイトル
河原崎家の一族2
ブランド
elf
発売日
2003年06月06日
評点
8/10
更新日
2003年11月03日

『野々村』と『河原崎』のセットはもう出てるんでしたっけ。

システムは快適です。ナビマップもあるし遊びやすい。しかし、エンディング一つしかないのに、エンディング迎えるまで回想が開かないのは使いづらい。音楽、ボイスはまあいい出来です。んで、シナリオ。主人公とその恋人の杏奈は縄綱の誕生日を祝うために山の中の屋敷にやってきます。そこで行われる狂気の宴、それが必然的に導き出す悲劇的な結末から登場人物たちを救うために頑張りましょう、という話。elfお得意の時間がループする類のADVですね。同じシナリオを何度もたどりなおすことによって物語の全貌が見えてくる話です。特に凄い話だったりするわけではないんですが、謎のかけ方とか複線の見せ方が巧みで、物語にぐいぐい引き込まれていきます。キャラクターは皆あざといぐらいに魅力的ですね。いやらしい爺とかむかつくライバルキャラの造形はよく出来てるし、ヒロインの杏奈なんか性格がよすぎて人間とは思えないですが、無論そのわざとらしさも意図的なものでしょう。全体的に芝居のような演出が意識されている印象があります。選択肢及び分岐の数は凄まじいですが、エンディングは一つだけです。それもハッピーと呼んでいいか微妙な代物で、なかなかダークな雰囲気の漂う作品でした。登場人物はみんな死にまくるし、ギロチンなんかもあるし、当然館は燃えるし、非常によろしいのではないかと。

エロ。CGは非常に美麗です。全く文句のない水準ですね。あと、枚数は凄まじく多いです。差分は豊富だし、ちょっとしたイベントにもCGが贅沢に準備されています。シチュは殆どがいわゆる寝取られですね。どれも無理やり犯されてしまうもので、非常にいいです。ヒロインが主人公の前で薬でよがり狂わされたり、マジックミラーでヒロインが犯されているのを覗かさせられたりとか、よくわかっていらっしゃる。「あのときこうしていたら…」と後悔と絶望と憂鬱感にさいなまれること必至ですし、絶望しながらも従わなければならず、嫌がりながらも感じさせられてしまう女の子たちの屈辱感の表現も素晴らしい。テキストはまあelfなので全般に短めですが、実用には耐えられる範囲かな。台詞回しなんかは巧みだし、それなりに描写も濃厚。ただ、射精を「排泄」と表現するのは勘弁してほしい。アナル関係はまあそれなりに豊富ですか。浣腸はあるし、アナルセックスも幾つか。恋人がギロチンにかけられていて、その刃をぶら下げている縄を咥えさせられながら奈津子が犯されるシーンなんかはかなりよかったですね。

総評。全体的に非常に完成度の高い作品です。それなりにボリュームがありますが、一気にクリアしてしまいますね。

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