雫 リニューアル
- タイトル
- 雫 リニューアル
- ブランド
- Leaf
- 発売日
- 2004年01月23日
- 評点
- 8/10
- 更新日
- 2004年01月25日
名作『雫』のリニューアル版です。作品内容の評価などは『雫』のレビューも参照してください。
システムは流石に非常に快適になっています。セーブ・ロードも「しおり」を使ったものではなく一般的なものになっているし、その他の機能についてもノベルに必要なものは揃えられているといえるでしょう。音楽はアレンジが変わっています。そつのない無難な仕上がりといった感じですね。『瑠璃子のテーマ』はちょっとどうかと思いましたが、まあ問題ない程度。ボイスはついています。どのキャラも結構合っているんじゃないですかね。太田香奈子はちょっとオバサンくさいと思いましたが、他は問題なし。
んで、シナリオ。丁度、『雫』レビューを書いたときにインストした旧版の『雫』がHDDに残っていたので、トゥルーエンドルートでざっと確認してみましたが、テキストはほぼ原作のままといった感じです。誤字脱字の訂正と設定の変更ぐらいしかなされてないんじゃないですかね。そういうことで、シナリオはほぼ同じですが、幾つか設定の変更があります。それはどれも現在のソフ倫の規定にあわせて変えられたものです。中でも、月島兄妹が実際の兄妹ではなく、義理の兄妹になってしまったことは、重大な設定の変更であったと思われます。正直、義理の兄が妹を犯すゲームなんか現在ではありふれているよなぁ、とか思いましたね。まあ、二・三行書き加えられているだけですから、脳内から抹消すれば済む話ではありますが。二つあるおまけシナリオのうち、太田香奈子のシナリオは原作のままでしたが、もう一つのアストラルバスターズの話は、別の話に置き換えられていました。
原作と異なっている点としては、他には、画面効果の多用が挙げられます。月島兄との電波での対決シーンなど、文章表現の緊迫感が画面効果によってやや殺されてはいるものの、やはり派手派手な演出は見ていて面白いものではあったし、臨場感もありました。他の場面でも画面効果は効果的に使用されています。
エロ。CGは全面的に置き換えられています。旧版のCGもゲーム内で閲覧できるので、簡単に比較が出来るわけですが、やはり非常に綺麗になっていますね。構図は殆ど全て旧版と同じです。変わっているのは、夕暮れ、瑠璃子が屋上で主人公を待っているあの、非常に印象的だったシーンと、沙織のいわゆる「ふきふき」のシーン。後者はともかく、前者のシーンの構図が変わっていたのはかなりショックでした。つーか、駄目すぎ。新しいCGは二枚くらいしかありません。手抜きというか、拍子抜けですね。シチュは旧版と全く同じ、当然ながらテキストも同じ。シーン回想は八つしかなかったので、こんなにHシーン少なかったっけか、とか思いましたが、プレイしてみると、テキスト等使い回しがかなり多かったんですね。Hシーンにおいては、ボイスが導入されたことが、非常に効果的でありました。喘ぎ声や悲鳴等の台詞に声がついているのは当たり前なんですが、それ以外でも、地の文の描写がなされているバックグラウンドで喘ぎ声やらチュパ音やらが流れるのが非常に良かった。元々、地の文の描写の多いテキストであったことも相まって、その効果は絶大であり、エロさは旧版よりも格段に増していると思われます。ボリューム自体は少ないですが、エロ目的で買っても問題ない水準です。アナル関係は当然なし。
総評。まあ、リニューアル版としては満足できる出来でしょう。CGやシナリオの追加が全然なかったのは正直駄目駄目だと思いましたが、画面効果やボイスが効果的に用いられているのは印象に残りました。やはり、設定の変更はしょうがないことだったとしても痛かったです。
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