月姫

タイトル
月姫
ブランド
TYPE-MOON
発売日
2000年12月29日
評点
7/10
更新日
2004年01月29日

祭り前なので。

システムはやや貧弱。シーン回想ないし。ボイスはなし。音楽は結構いいんじゃないですかね。で、シナリオ。紹介するのがあほらしくなるくらい有名ですが、ある事故がきっかけで「物の壊れやすい線」を見ることが出来るようになった主人公が、奇怪な猟奇殺人等の事件に巻き込まれながら、自分自身や、遠野家の秘密について知っていく話です。この作品の場合、重要なのはシナリオというよりも設定でしょうね。膨大な設定が主人公である志貴に明かされていくことによって物語が進展するという印象があります。その設定を知らないのは主人公だけであって、まわりのヒロインたちは初めから何もかも知っているので、ミステリのような驚きというよりも予定調和的な既視感を感じてしまいます。それこそ秋葉風にいえば、屋敷に主人公が戻ってきたときから、何もかも分かっていた通りといった感じ。

シナリオは、アルクェイドとシエルの吸血鬼に関するルートと、秋葉・メイド二人の遠野家に関するルートの二つから成ります。前者で明らかにならなかったことを、後者が補完しているといった関係ですね。前者は戦闘とか派手なシーン中心で、後者は館の人間関係等のドロドロした話中心。最も重要なトリックが明らかになる琥珀のルートは最後にプレーすることが推奨されているらしいです。彼女のルートをやったあとで改めて初めからプレーしてみると、色々と面白いことに気づいたりはしますね。伏線は結構細かく張り巡らされてます。

登場人物に関して言うと、ヒロインも皆それなりに魅力的ですが、一番印象に残るのはやはり主人公の志貴でしょう。八方美人的な性格ではありますが、何故か嫌味には感じませんね。かっこよくあるべき場面ではちゃんとかっこいいし、説教もそれなりに説得力あるし、好感度高めということで。

エロ。CGは塗りが駄目駄目です。Hシーンで使われるCGの枚数は多いですが、構図は全然いけてません。どうでもいい場面でCGがあるのに、必要だと思われる場面にはなかったり。Hシーンの数は少ないです。シチュは普通の和姦中心。どのシーンもフェラとか愛撫から入って本番があって、二回目があって、といった感じ。尺は非常に長く、テキストも描写中心でそれなりの出来。

このサイト的にこの作品のHシーンとして注目したいのは猟奇シーンの豊富さです。CGは用意されていないことも多いですが、若い女を殺して四肢を食いちぎって射精したり、なかなかよろしい。シエルは決して死なない体をしているので、心臓をわしづかみされたり、剣で体中突き刺されて貼り付けにされ、何度も殺されたりと、八面六臂の大活躍です。アナル関係はそこそこ。指での愛撫がいくつかあって、シエルにはアナルセックスあります。

総評。伝奇モノのノベルで良く出来ています。シナリオの展開を設定に頼りすぎているのが好みじゃないんですが、登場人物も魅力的だし悪くは無いでしょう。

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